saunastory’s blog

サウナ施設を巡る旅をお届けします。読んでる皆様が整えますように。

【第3話-2】広島の熱波とお好み焼きを喰らえ!【ニュージャパンEX】

【前回のあらすじ】

広島のサウナ ニュージャパンEXのサウナ熱すぎぃ!!!🔥

 

サウナ室へ入る。
オートロウリュウが30-60分の頻度であるので湿度が高めで体感温度は85-90℃。
じわじわと蒸される。
「ところで、轟。おぬしはちらかりは何本消失させた?」
 
ちらかりとは日本各地のサウナ施設にランダムに出現する黒い閃光 のこと。
ちらかりはその周辺地域に「ちらかりウイルス」をバラまき、 人間の人体、特に脳に悪影響を及ぼすと言われている。
ちらかりを消失させる唯一の方法は
ちらかりが刺さったサウナ施設で整い、 それに呼応し覚醒したサウナ神がちらかりに攻撃をすることだ。
 
「えーと、10本ぐらいかなぁ。豪炎寺は?」
「162かな。今回のを含めてな。」
「へ、今回?今、ちらかりは見当たらないけど」
 
と、突然照明が消える。
 
「轟、見てろよ。ここのロウリュウは他とは一味違うぞ」
サウナストーンに照明が当たり、軽快なBGMが流れる。
 
じゅわあああああああああ
 
サウナストーンにオートで水が噴射される。
それに連動して天井に設置された送風機が作動。
 
ぶおおおおおおおおおお
 
体感100℃の熱波が襲い掛かる。
 
「最高の熱さ。最高の爽快感だなぁ。豪炎寺!」
「うひょ、甘い、甘すぎるぞ轟。本番はこれからだ・ZE☆」
送風機の送風が終わると、BGMが変わる。
すると再び、オートロウリュウが始まり、送風機による体感110 ℃の熱波が襲い掛かる。
 
「あちちちちちちぇぇぇぇ!!!」
「うひょひょ~!!これこれ!!たまらん熱さじゃー!!」
熱がり慌てる轟とは対照的に豪炎寺は目をキラキラさせ熱波を堪能する。
全身の皮膚に直接的な熱さがやってくる。
その熱さに轟は耐えきれなくなり、外へ出る。
 
「すまない!先に失礼するぞ少佐!!無事でいてくれよ!」
「安心しろ軍曹!私もすぐに撤収するーーー!!」
 
2人は汗を流し、水風呂へ入水。
水風呂は15℃。ユーカリヴィヒタが流入口にあり、 ほんのり良い香りがする。
 
「熱かった分、水風呂がより心地良いなぁ」
「うひょひょ!間違いないな!」
 
そして外気浴をするため、休憩室へ。
いす数脚にインフィニティチェアが2脚。
サウナ椅子とも呼ばれるほど外気浴の際にかなり人気の寝転べる椅子だ。
運よく2脚空いていたので、二人は座り込む。
「おいおい、来たぞ来たぞ!整i...」
 
整ったぁーーーーーーーーーーー
 
整いに呼応し、トタッチは黄金色に輝き出し、 右手にヴィヒタを装備。


カルピーは化け猫のような姿になり、右手にロウリュウ桶、 左手にサウナひしゃくを持つ。
 
「熱波神風!」
カルピーはトタッチの背中に向け、業炎の暴風を巻き起こす。
その勢いを利用し、トタッチがちらかりに切りかかる。
「え?ちらかり、いつの間に出現してた?」
轟は驚く。
 
「おにょおおおお!!ヴィヒタ大根斬り!!!」
ヴィヒタなのか大根なのかわからない技でちらかりを切りつける。
 
ズバン!!
 
ちらかりは半壊するも、すべてを消失することが出来なかった。
「おひょ、火力が足りてない!轟!もう1度 整いに行くぞ!次はフィンランドサウナだ!」
 
すぐさまフィンランドサウナに駆け込む。
 
体感温度は80-85℃。
このサウナはなんとほうじ茶のセルフロウリュウが可能だ。
セルフロウリュウとは自分の手でロウリュウ桶に入った水(アロマ水)をサウナストーブ上のサウナストーンにかけること。
轟は早速、ほうじ茶アロマ水をサウナストーンに2杯かける。
 
じゅわあああああああああ
 
「うひょひょ、 このヒノキの香りにほうじ茶の香ばしい香りのアクセント。 究極のハーモニー!!」

 

豪炎寺がガッツボーズをとる。
室内が狭い分、少しのロウリュウでかなり湿度も上がる。
体感温度は95-100℃ほどにまで上がる。
 
「こっちも熱くて良きやな」
 
10分後、サウナを出て2度目の水風呂に入る。
水風呂を出て休憩室へ行くも、 椅子とリクライニングチェアがともに埋まっており座れなかった。
 
「うひょひょ、そんな時はリクライニングスペースに行くぞ!」

館内着を着て、 整いかけて浮つく身体にムチを入れ上の階にあがる。
そしてリクライニングスペースにあるシートチェアに寝転ぶ。
 
「おお、ふわっふわで最高やぁ、、、」
寝転ぶとすぐに整いがやってくる。
 
整ったぁーーーーーーーーーーー
 
再び覚醒するトタッチとカルピー。
 
「にょええええええええ!もう1回くらいやがれぇぇ!!!」
1回目同様に、カルピーとの華麗な連携でちらかりに切りかかる。
 
ちらかりはみるみるうち消えていった。
無事に消失させることができた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
「うひょ!いやぁ、最高に整いましたなぁ軍曹。」
「あぁ、間違いない少佐。」


ふたりは満面の笑みで語る。
 
「ところでこの後、お好み焼きでもいかね? 近くにうまいとこあるんじゃ!」
「いいね、サウナ終わりの飯ほど美味いもんはないよなぁ」
「うひょ、サウナ後は五感が冴えるらしいからな。 味覚もビンビンや!」
 
と、ふたりはお好み焼きを食べに行くことに。
 
「ぷしし、おいカルピー、質問だ! 広島のお好み焼きとかけまして、ニュージャパンの熱波ととく。 その心は?」
「ぴぇぇ、わからないでしゅぅぅぅ泣」
「けっ、なさけない!正解はどちらも『喰らえば(くらえば) 最高に気持ちいい』だ!!うまいだろ!ぎゃははは!」

「???」
 
轟たちのサウナ旅はまだまだ続く、、、